電磁波測定器の使い方 その2
電磁波測定器の使い方 その2です。
電磁波測定器を使って色んな場所や家電から出ている低周波電磁波を測定できますが、具体的にどこを測定すればいいのか?また、測定値の数値を見て、どう判断すればよいのか、なかなか分かりにくいですよね。
その辺を詳しく説明したいと思います。
まず、ご自宅の中で一番長くいるお部屋はどこですか?
恐らく居間か寝室ではないでしょうか?
特に寝室は、その名の通り、「睡眠」する部屋ですので、長時間、同じ体制でじっとしている事になり、もし電磁波が強めに出ていると、長時間、身体に影響を受ける事になります。
まずは、寝室の電磁波状況を測定してみましょう!
レンタル品の「TM-190」ではなく、私が電磁波測定時に使用している「FM10」の画像ですが、こちらは寝室のベッド上で電磁波を測定した結果になります。
液晶画面下段の「6.5V/m」と言う数値が、低周波電磁波の電場を測定した数値になります。
私が属している日本電磁波協会「EMFA」では、電場の基準値=25V/m以下と定めております。
測定値は6.5V/mですので、基準値の25V/mよりかなり下の数値になります。この数値なら普通にベッドで寝ても問題ないでしょう。
よくあるのが、ベッドの下に延長コードを敷設している場合や、ベッドの頭部分に100Vコンセントが設置してある物ですと、電場の数値が25V/m以上に跳ね上がる場合があります。
その場合は、延長コードの敷設経路を変えたり、ベッドに設置してある100Vコンセントは使用せず、壁の100Vコンセントにも接続しなければ、数値は改善すると思われます。
上の画像は、ベッド横にある壁面を測定した数値で、この画像の真下に100Vコンセントがあり、壁面の真裏に100Vコンセント用のVVFケーブル(電線)が配線されていると思われる位置です。
電場の数値は「151.1V/m」を示しており、基準値の25V/mよりかなりオーバーした数値になりました。
このようにベッド近くに基準値以上の電場が発生している場合は、ベッドの位置を変えたり、壁からベッドを少し離して電場の影響を少なくする工夫が必要となります。
上の画像は、充電中のスマホを測定した数値です。電磁波測定器「TM-190」で測定してみると、液晶画面真ん中の電場数値が441V/mと驚異的な数値が出ています。
もし充電中のスマホを枕元に置いたまま睡眠を取りますと、かなり高い数値の電場を頭付近に浴びる事になります。
充電中のスマホは、ベッドから離して置くか、アラーム設定など、どうしても枕元に置きたい場合は、充電しない状態でスマホを置くか、せめて40cm以上はスマホを頭から離して置きましょう!!
とにかく、電場の影響を受けないようにするためには、体の近くに電源に繋いだままの家電製品を置かない事。もしくは電場が発生している場所(物)から距離を置く事が大切です!!
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